2008年5月6日火曜日

あーりしゃん

きっせぱーいういどせむなげほゆえ

海の巫女ソメイヨシノ梅くらげ。

さんさんと空からやってくる波間の浜辺。

くいついたらはなさない。

無駄なことはやってもいいが、たのしむ。

いたるところから、非難轟々。

嵐の中をすすむ、初陣の将。

むなしく散り行くのみ。

北風に請われて、旅立つも、孤独に打ちひしがれて、何者も受け入れがたく。

愛をもとめて、宙をさまようも、

だれも振り向きすらしない。

そんな仕事をやり遂げられるなら、未だかつて、やってきたのは、診断された病身の男の、
たわごとにすぎない。

蜜のような、響きのなかで、遠くからやってきた確かな手ごたえは、一瞬にして別の宇宙へと飛び去っていってしまった。

ある、晴れた日の午後、美しい日常を分け与えてくれるのは、だれでもなく、己自身である。

無駄な足掻きと知りつつも、何かによりそい、生きていこうとする男のはなし。

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