2008年9月3日水曜日

娑婆

いつか娑婆にでようと、そしたらビールを飲みつつ、映画を観ようとそう思い焦がれていたのは、しばらく前のことだけど、無作為につづる言葉と裏腹の価値観がすでに、闇雲な悪夢の垂れ流しであることに気づき始めた現在にあって、日記をつづることが少し準備を要することだということに気づいてしまった。

耕すことにしよう。

今日のテーマ:

収穫の準備、および収穫

本文:

というわけで、赤くなった唐辛子を収穫した、10本ほど。
にんにくとあわせて酢漬けにしたいと思っている。

それとは別に、新しい仕事を求めて勉強しているわけだけれど、基数変換のからくりを理解しようとしているうちに、数の世界の広さを知らされる、そのまま突き進もうとするも、あまりに大きく断念。ふがいない。
そうこうしているうちに、学習範囲をどう絞ればよいのか良く判らなくなって悩む。また、目標を絞る必要があるのかもしれない。

今、興味があるのは、家電製品やオーディオソフトの操作パネル。あと、ファームウェアにも少し興味がある。
そこから少し飛躍して、ウィジェットの作成は良いかもしれないと思う。

これらの分野では今まさにHTMLやJavascriptといったWebから生まれた表現が利用されているらしい。

少し前まで、僕はこれらの表現を用いてアプリケーションの開発に追われていた、開発に必要なほとんど全ての解をWeb上の情報に頼らざるをえなかったし、それで何とかなる部分は実際大きかった、僕がやるのは、アプリケーション固有のプロセスを少し書いてやればいいだけ、複雑なアルゴリズムなんて一切必要ない。はたして僕がプログラマーだったのかどうか、考えると暗くなるのであまり考えたくはないけれども、開発案件が徐々に情報の少ない分野に移ってきたころ、僕がまったくの役立たずになっていたことを考えると、そうでもないのだろうと思う。当時もそんなことを思い、この業界を離れることを決意したのだけれど、それは言語の変遷が非常に早く、自分がついていけないことに起因していると考えていた。しかし、今僕が興味を示しているのは、まさに、またしても、そういった変化の早い技術が利用されている分野であるわけだ。

では、なぜこの分野に興味を持つのかといえば、話は簡単だ。

・制御系の言語はやったことがない、Web系の応用なら何とか仕事が見つかるような気がする。
・現在のWeb上でのサービスは一通り出揃った感があり、パソコンとブラウザを利用した新しいサービスが今後増えるのかというと、それは疑問だし、自分もあまり利用しないという部分もある。それに対して、家電製品には今後も新しい機能が追加されるだろうし、それにともなって、操作するためのインターフェースも多様化してくるのではないだろうか。その部分ですこしでも仕事ができるならこんなに面白いことはないではないか。
・Web上で展開するサービスに比べて、操作パネルという限られた条件の下に開発が行える方が、目的がはっきりしていて考えやすいではないか。
・プログラマとして食べて行きたいわけで、後はSE、PMにというところまではまだ考えられない。

これに対して、

ECMAScriptはインターネット上での情報伝達フォーマットとして誕生し、Webクライアントの高性能化とともに情報閲覧や情報操作のためのインターフェースとしての豊かな表現方法を獲得していった、これには高速情報伝達を武器とするインターネットの普及が大きく貢献したわけであるが、もともと直感的な操作性を追及するために生み出されてきた表現によって、現代人のもつ視角は大きく変化させられることとなったわけである。

つまり、技術のオープン化による進化の高速化によって達成されたものであり、今後も激しく変化していく表現であるということですな。

そんなところに戻っていってついていけるのか?俺

ここまできてふと思う。情報処理の基礎理論はいったい何の役に立つのか。僕が求めていた技術者としての基礎とはいったいなんなのだろうか?

おそらく、プロセッサとメモリとディスクを連携させるためのもっとも原初的なプロセスが現在の高級言語に如何にして応用されてきたのか。それを知ることで、新しい環境や言語の根本的な概念の理解をたやすくし表層的な概念の理解とともに、未知の問題に対する柔軟な解法を生み出すだけの筋肉を鍛えることなのだろう。

つまり筋トレですな。
つまりついていけないなら、ついていけるようになろうと。
しんどい選択ですな。

つづく

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