きっせぱーいういどせむなげほゆえ
海の巫女ソメイヨシノ梅くらげ。
さんさんと空からやってくる波間の浜辺。
くいついたらはなさない。
無駄なことはやってもいいが、たのしむ。
いたるところから、非難轟々。
嵐の中をすすむ、初陣の将。
むなしく散り行くのみ。
北風に請われて、旅立つも、孤独に打ちひしがれて、何者も受け入れがたく。
愛をもとめて、宙をさまようも、
だれも振り向きすらしない。
そんな仕事をやり遂げられるなら、未だかつて、やってきたのは、診断された病身の男の、
たわごとにすぎない。
蜜のような、響きのなかで、遠くからやってきた確かな手ごたえは、一瞬にして別の宇宙へと飛び去っていってしまった。
ある、晴れた日の午後、美しい日常を分け与えてくれるのは、だれでもなく、己自身である。
無駄な足掻きと知りつつも、何かによりそい、生きていこうとする男のはなし。
0 件のコメント:
コメントを投稿