するもしないも、心のままとは、果たしていいがたく、ままならぬ日常にぼんやりと浮かんだ、メリットとデメリットのハザマで揺れ動くいったいの隠微な裸体は、見るも無残な、裁きを受けて、目に映るものすべてを繰り返し破壊していった。
過去の数日間に起こった出来事は、見た目にもこれといって、痴呆の様相を呈していたわけではなかったが、なんども、繰り返し物事の本質を見失った後では、痴れ者の淫乱さを備えた、か細く白い裸体に身を任せてしまいたくなるのもまた人情である。
まれに見る恍惚と自尊心の中で、できのいい人々、これはあまりに卑屈な表現かもしれないが、そういったものが、あまりに多く見受けられ、戸惑うばかりである。
また、戯言というなかれ。
皆の言うこともまた真実なのであり、それぞれの空間と時間が、合い間見えるその日まで、そう長くは間もない。
彼らの行き先がどこなのか、だれもわかっちゃいない。ただ、その方向が正しいことだけははっきりとわかっている。ふがいなさに打ちひしがれながらも、それに気づかないふりをすることが、もっとも間違った道であることをはっきりと自覚し、実行に移すことが、今こそ求められている。
桑田真澄氏に捧げる
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